フリーランスのエンジニアになった私。サラリーマン時代の年収は、ほぼ1000万。
2018年下期からフリーランスに転向し、まだ駆け出しということともあり、年収は、明らかに落ちました。年間通してみたら、700万ぐらいかな。
でも、生活苦しいか?って言うと、海外旅行や大きな買い物は控えていますが、生活はさほど変化ありません。
なんで?
年収1000万の手取りが少ないのか?
年収700万の手取り割合が高いのか?
疑問に思い、年収200万から1200万までの年収額と手取り額の関係をグラフにして見ました。
扶養家族とか計算すると面倒なので、独身者のていで計算しています。
あ〜。なるほどという事実がいっぱい。
グラフは、クリックすると大きくなります。
年収と手取り額の関係を考察する
このグラフでは、年収額を基準に、年間の手取り額、ボーナス額(4ヵ月支給と仮定)、月額の手取り額をグラフ化し関係を考察しています。
年収と年手取り額の関係
当然ですが、年収が上がるにつれて、年手取り額も増えます。
控除額も増えるので、グラフの傾きは、年手取り額のほうが緩くなる。
累進課税制度というものですね。
男性のサラリーマンの平均年収に近い、年収500万の場合
⇒年手取り額は、377万。
ひとつの目標であろう、年収1000万の場合
⇒年手取り額は、698万。
年収が2倍になったら、年手取り額は
⇒1.85倍。
まぁこれは、理解している。
解っているよ。
ええ、ええ、ええ。
年収とボーナス額の関係
ボーナスは、4ヵ月分、支給される仮定して、月給12か月分に加えて、ボーナス4ヵ月分として、年収を16か月分と仮定する。
そのうちの4ヵ月分をボーナスしました。
年収500万の場合
⇒ボーナス額は、94.25万。夏と冬の2回として、1回47万。
年収1000万の場合
⇒ボーナス額は、174.5万。夏と冬の2回として、1回87万。
年収が2倍になったらボーナス手取り額は
⇒1.85倍。
まぁ、そうですわね。
年収と年手取り額との関係と同じ。
ええ、ええ、ええ。
年収と月額の関係
年手取り額から、ボーナス手取り額を引いて、12で割る。
年収500万の場合
⇒手取り月額は、23.6万。
年収1000万の場合
⇒手取り月額は、43.6万。
年収が2倍になったら、手取り月額は、1.85倍。
そうか、同じなわけですね。
しかし、今一度、グラフ見てみてください。
年収額と年手取り額は、いい感じに上昇してますが、ボーナスと月額は、地べたをはっているように見えません?
当然、16なり、12なりで割っているので、変化もその分、縮小されていますが、手取り月額まで行くと、年収を増やしたインパクトほど、増えていないことがグラフで感じ取れます。
手取り月額だけに焦点をあててみる
グラフは、年収を100万きざみでプロットしています。
例えば
年収500万の場合
⇒手取り月額は、23.6万。
年収600万の場合
⇒手取り月額は、27.4万。
年収100万アップすると
⇒手取り月額は、3.8万アップします。
え〜 3.8万円???
ですよね。
年収100万アップさせるのは、そりゃ大変な苦労です。
簡単ではありません。
昇進するなり、転職するなり、なにかを変えないとアップしないでしょう。
で、月、3.8万円裕福になります。
もちろん、ボーナスもアップしますが、ボーナスは、貯蓄や大きな買い物に使うので、別で考えます。
月3.8万、確保するなら、年収を100万あげるよりは、節約するなり、副業するなりしたほうが、手っ取り早そうです。
私の年収ダウンしても生活はさほど変わらないことについて
私の年収ダウンによる月額の変化も考察してみます。
年収1000万の場合
⇒手取り月額は、43.6万。
年収700万の場合
⇒手取り月額は、31.2万。
年収200万ダウンで
⇒手取り月額は、12.4万ダウン。
うんうん。そんな気はする。
ただですね。生活するという側面でいくと、月額30万あれば、普通に生活はできます。
なので、生活には変化がありません。
そう。手取り額から生活を引いた部分でやってきたの貯蓄や買い物、ちょっとした贅沢がカットされているのですね。
収入の変化は、年収額でなく、手取り月額ベースで考えると生活に直結することが解る。
私、フリーランスとなり、年収300万ダウンで、手取り月額は、12.4万ダウンしてますが、まぁ暮らしていくのに、問題はないなと思えました。
以前の収入レベルに戻すなら、年収300万あげる?なかなかですね・・・
それよりは、手取り月額を増やす方法はないか?と月の支出を減らす方法ないか?を考えたほうが、生活が豊かになると思います。
手取り月額を増やすには?
月4万円、手取り月額を増やすことは、できるような気がしますね。
年収100万あげるよりは、できそうな気がします。
この2つは、同じ効果があるので、月4万増やすほうを考えたほうが楽そうです。
月4万なら、副業でしょうね。
もちろん、仕事も頑張って年収上げることとともに、仕事に役立つ、プラスとなる副業が良いと思います。
ITエンジニアであれば、アルバイト感覚で、月数万分ぐらいのコーディング案件、受けてみるのもいいかもしれません。
というのも、私は、SEで、フリーランスしてます。
フリーランスには、仕事を探しているフリーランスと仕事を発注したい発注者がマッチングするサイトがあり、ここから仕事を得ることもあります。
フリーランス向けの案件には、1万、2万といった小さな案件も多数あります。Webサイトの修正とか、ちょっとしたツールやマクロの開発とかです。
家で、空いた時間に、さっと対応できれば、月数万稼ぐのは、難しくはないです。
節税するというのも手です。
サラリーマンの場合、節税の方法は、あまり種類がありませんが、やらないよりはやったほうがいい!
この記事、見てみてください。
ファイナンシャルプランナーに無料で相談する。
はっきり言って、サラリーマンで年収を大きく上げるには、苦労があります。
出世?転職?バリバリ頑張る? それでも年収100万あげるのは、なかなかでしょう。
収入をあげる努力も大切ですが、支出の管理も重要です。
リクルートがやっている【保険チャンネル】というサービスがあり、保険も含め、お金の悩みにファイナンシャルプランナーが相談に乗ってくれます。
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無料なので、プロに一度、見てもらうのもオススメです。
まとめ
実感できる豊かな生活を手に入れるには、年収300万アップを目指す
年収を100万あげたとしても手取り月額は、約4万アップ。これだと、生活面で、実感できるほど豊かにはなりません。
年収を300万あげれたら、手取り月額は、約12万アップ。これだけあがれば、豊さを実感できるでしょう。
まぁ、しかし、税制とか給料制度とか、ほんとよくできていますね。
一生懸命頑張って、年収あげても、なんか足りない・・・豊かじゃない・・・もっと必要・・・と思わせる値がよくでている。
なので、辞めない、頑張り続ける、働きつづける。
資本主義ですので、この制度から抜け出すなら、経営者なり、事業主なりになるしかないですね。
以上 「年収額と手取り額の違い。年収増えたからって、増えた分を使ってしまうと、マイナスです。年収増えても、なんか楽にならない。」でした。